ぐりとぐら

「ぐりとぐら　しあわせの本」という展覧会に行った。
夫が隣のIKEAに行っている間に、うーあと二人で行った。
うーあはぐりとぐらの中で好きなページがある。
ぐりとぐらがカステラの鍋を火にかけて、できあがるのを待っているシーンだ。
おいしそうな匂いに森の動物たちが少しずつ顔を出したところ。
その中でぐりとぐらが座っている丸太から顔を出しているウサギが大好きだ。
なぜかぐりとぐらではなく、ウサギ。
そのページにくるとウサギを指さして笑う。
「ちぇってぇ」
「ウサギさんだね」

展覧会では、大きな玉子が落ちていたり、滑り台があったり、海の中を海坊主と一緒に泳いだり、あのフワフワのカステラがあったり、ぐりとぐらの世界が再現されていた。
うーあはカステラが気に入ったようで、小さいカステラのかけらを持ってうれしそうにしていた。
近くにいた３歳くらいの男の子が、カステラを焼いているフライパンの取っ手を持って
「ジュウジュウ」
と焼いている音を口で言っていて思わず
「かわいい」
と言ってしまった。
滑り台も楽しそうにしていたから、一緒に３回も滑って、なんだか私も童心に帰ってしまった。
写真撮影も許可されていたから、かわいい写真が撮れてホクホクした。
うーあが一番好きなページの絵はなかったけど、充分すぎるほど楽しくていい日だった。

ぐりとぐら （ぐりとぐらの絵本） [ 中川李枝子 ]