ネコと触れ合える飲食のできないネコカフェのような施設に行った。
うーあは最初は怖がり、私の足にしがみついて離れなかったが、しばらくすると慣れてきたようで、一人で施設の中を歩きだした。
私が手を繋ごうとすると振り払い自由に歩く。
近くにきた茶トラのネコに興味を持ったようで、恐る恐る
「ちょん」
と尻尾を触っていた。するとネコが尻尾をくるりと動かす。うーあはその感触がおもしろかったようで
「キャッキャ」
笑う。
癖になったようで近くのネコを次々と
「ちょんちょん」
触ってみては感触を楽しんでいた。
端っこの椅子の下にフワフワの白いネコがゆったりと休んでいた。
うーあはそのネコにも触りたかったらしく、同じ調子で
「ちょんちょん」
触ると
「ブン!」
とうーあにネコパンチが飛んできた。
ハッとして固まるうーあ。
すぐに私にしがみついてきた。
「ネコさん、びっくりしたんだよ」
しばらくしてから
「もう一回、触らせてもらう?」
と言ってみたが、首を横にフルフル。
最後は泣いてしまった。
最後のがトラウマになっていないといいなと思う。
また来たい。