うーあの世界

3才児うーあの育児記録

いちご②

夫の両親が道の駅で大きないちごを買ってきてくれた。

人見知りのうーあは、祖父母の前では黙り込んでいたが、家に戻ると

「いちご!いちご!」

と大喜びだった。

さっそく食べようと夫が準備していると、うーあは自分の椅子に座ってスタンバイ。

「いちご、たべる!いちご!いちご!」

と大騒ぎだ。

いちごの乗った皿を持ってくると

「どうぞ、どうぞ」

と言う。うーあにとって「どうぞ」は「ちょうだい」の意味らしい。

うーあの目の前にお皿を置くと、

「ふぉく!ふぉく!」

と言い出す。

キッチン食器棚の方を指しているから、フォークで食べたいのかと思って取りに行ったのだが、戻ってきたら、手で食べていた。

「んーっ」

と天を仰いで、顔をくしゃくしゃにして笑って満足そうだ。

あっという間に自分の取り分を食べ終わって、私のお皿に残っている私のいちごを指さして

「いちご、たべる!」

と言い出す。

「お母さんのだよ」

と言うと

「おかあさんの・・・」

諦めてくれたのかなと思ったら

「たべる!おかあさんの、たべる!」

と主張。これは、あげないと怒られそうだなと思って、私の分を切り分けてあげた。

そしたら、また

「んーっ、んーっ」

と至福の顔で食べていた。

「いちご、おいしかった」

と最後に言っていて、言葉の上達に驚く。

いちごへの情熱がうーあの言葉をかなり上達させた。