うーあの世界

2020年2月生まれの子 うーあの世界

誰のママ?

「誰のママ?」

うーあのお迎えで行った保育園の入り口で4、5才くらいの女の子に聞かれた。

「うーあのママだよ。うーあ知ってる?」

「うーあ?知らない」

「2階の1才クラスのうーあだよ」

「1才なら下駄箱ここだね」

と言って女の子のすぐ後ろの下駄箱を見るので

「そうだね。あっ、ここだね」

とうーあの場所を教える。

「ここ?靴ないよ」

「そう。まだあんまり歩けないからね」

「じゃあ、抱っこなの?」

抱っこが羨ましいのかなと思いつつ

「抱っこだよ。その方が楽だからね」

「家、どこ?」

「駅の方だよ。わかる?」

「電車乗るとこ?」

「そう。そっちの方」

結構、会話が弾むものだなぁ。そろそろお迎えに行かないとなぁと思っていたら

「あ、もうさ、遅くなるから先に行きなよ」

と急に大人びた感じで、言い出したのでびっくりした。

「そうだね。ありがと。じゃあね」

と言って2階へ急いだ。こんな小さい子でも気を使ったりするんだなぁと感心しつつ、こんな小さいのに空気を読んでしまうことが少し悲しい気もした。

うーあを抱っこして玄関に行く。もう一度さっきの子に会えるかなと思っていたが、玄関にはもう誰もいなかった。